「人間力」とは
ITやテクノロジーが発展した現代において、社会では「人間力」に注目が集まっています。
では「人間力」とは何か?について考えてみましょう。
内閣府(人間力戦略研究会報告書)によると、人間力を構成する要素は3つ
・知的能力的要素
・社会・対人関係力的要素
・自己制御的要素
この3つの要素により、人間力が形成されると定義付けられています。
それぞれの要素を深堀してみましょう。
〈知的能力的要素〉
・基礎学力
・専門的な知識やノウハウ
・論理的思考力
・創造力
〈社会・対人関係力的要素〉
・コミュニケーションスキル
・リーダーシップ
・公共心
・規範意識
・他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力(相互啓発力)
〈自己制御的要素〉
・意欲
・忍耐力
・自分らしい生き方や成功を追求する力(自己受容・自己実現力)
人間力を構成する3つの要素の中にも、それぞれ複数の項目で構成されていることが分かります。
非常に多くの要素が出てきたので、難しい印象を持つかもしれません。
ただ、人間力は生物として生きていく力ではなく、社会で生きていく社会人として必要な力を表していることは理解できることでしょう。
そして人間力を構成する項目は、AIや機械ではできないことばかりではないでしょうか。
つまり、AIやテクノロジーが発達した現代だからこそ、社会は人間しか持ちうることのない人間力を求めているのです。
情報が溢れている時代ですが、スキルや学力だけでなく、自分自身の人間力を考えることが非常に重要です。
人間力はすべての基本となる土台部分を担っています。土台を鍛えていなければ、その上に積みあがるスキルや能力は崩れていきます。
自分の人間力はどうか?自問自答を繰り返し、私達と共に人間力を鍛える活動を繰り返していきましょう。